2012/12/28

2012年の私的ふりかえり


2012年も、残すところあと数日となりました。。早いもので。。

先日来年の手帳を買い、ついでに今年の手帳を1月から読み返してみました。手帳に書かれたイベントやノートを読むと、「本当に今年もいろいろあったなぁ」としみじみとします。

1年は体験するのにはあっという間ですが、一月ひとつきをじっくり振り返ってみると、結構長いなぁとも思います。1年前のことなんて、もうずっと前のことのように思えたりもします。

ふりかえると、いまは自分にとって当たり前と感じられることなんかも、1年前はできていなかったり、出会ってさえいなかったり。今はあまりにも当たり前になったので、逆に「当時どうしてたんだろう?」と疑問に思うこともあります。それらが自分の成長や老いの証なら、ちょっとうれしいような。

2011年は、よくも悪くも、人生には自分でコントロールできないものが多いんだなぁということを実感して、それで今年は、できればサーフィンのような感覚で、もっと力を抜き、感覚を研ぎ澄ましてやっていければなぁという思いでやってみました。ナチュラルな力をもっと出していければなぁと。

その意味ではかなり大きな収穫があり、そのあたりは今後も追求していきたいなと思います。本当の成果が実感できるのはもっと後になってからかなとも思いますが、生活感覚として変わった部分は大きいように思います。


今年1年の間ずっと「2012年にやりたいこと」というのをプロフィール欄に載せていたので、せっかくなのでそれらについて個別にふりかえってみたいと思います。

今年1年こんなことを挙げていました。

2012年にやりたいこと
  • TOEIC900点
  • 英語の小説を楽しむ
  • 自分の仕事を大きくする
  • 中小企業診断士
  • 早起き生活
  • 料理習慣
  • 座禅習慣
  • 海外滞在
  • マラソン

欲張ってますね。。。以下、順にひとつずつ。

TOEIC900点 → △
去年(2011年)の夏に受けたTOEICの点数が、800点ちょうど。そこからもうひと伸ばししたいなぁと思い、900点を目指しました。

が、、、結局、TOEICテストは今年受けませんでした。理由は、1)やっぱり「800点取れたらもういいかな・・・」と思ったのと、2)「英語力を上げる」という本来の目的に立ち返ったとき「いまの僕に最も必要なのはTOEIC的な座学じゃないな」と思ったのと。

具体的には、単語覚えたりするよりは、人とのコミュニケーションや英語本の読書、edX受講、環境の英語化といったことを行ってきました(その中で辞書を引くことはよくありましたが)。その意味では大きな収穫があり、短期的には「もうTOEICはいいかな」という感じになりました。

あと、今年は一生付き合っていきたいと思う外国籍の友人たちとの出会いもあったので、そのあたりで英語へのモチベーションが大きく上がったということもありました。これは本当にラッキー。

英語の小説を楽しむ → ○
「英語を勉強する」から「英語で楽しむ」へとシフトしていくためのひとつのステップとして、英語の小説にトライしました。

英語の本を読んでいると、ついつい日本語の本を読むときと比べてしまって、読むスピードが遅い(=物語の展開があまりにも遅い笑)のにヤキモキしたりもしましたが、無事にいくつか読むことができました。

これで英語力が上がったかはわかりませんが、去年までは、英語の文章を読み始めるとき「さぁ、読むぞ!」と意気込む必要がありましたが、今年はそれが軽減されたように思います。

というのと、何より楽しくてよかったです。

自分の仕事を大きくする → ×
これは全然ダメ!

どちらかというと、新しい世界に出会って、横に広がった感じになってしまいました・・・笑 ただ、「仕事をもっと楽しむ」「よりおもしろい仕事ができるようになる」という意味では、大きく一歩前進できたかなと。

中小企業診断士 → △
昨年の末に中小企業診断士の資格を取ろうと決め、今年1年がんばってきました。

結果は、1次合格、2次不合格。。。合格のうれしさもあり、残念な思いもあり。

2次には落ちたものの、勉強のプロセスで学んだことは本当にたくさんありました。また、参加した勉強会や、同じく診断士を目指す友人の姿勢から学んだことも大きく、全体として、よいチャレンジになったかなと思います。

社会人になってから、座学をこれほどみっちりやったのも初めてのことでした。正確な数字はわからないけど、おおよそ400~800時間ほどは勉強したような。。。これだけの時間があればいろんなことができるなぁとも思うので、ちゃんと活かさないと。

得意なこと以外で「座学をコツコツやる」というのは、年齢的にもうキツいかなという懸念もありましたが、そこは大丈夫でした。よかった。。。

早起き生活 → △
やれたときもあれば、やれなかったときもありました。診断士の勉強に集中していたときは、どうしても夜型になってしまいました。

料理習慣 → ×
去年からときどきやるようになった料理。こちらも今年やりたいことのひとつでした。

結果は、、、こちらも診断士のしわ寄せで、あまりできませんでした。ただ、人生初の料理教室に通ったりして、料理に対する心理的ハードルはものすごく低くなりました。料理というのは日常的に「作る楽しみ」を得られるいいものだなぁと思ったので、今後もっと、やっていきたいです。

座禅習慣 → ○
去年から続けている座禅。これは、今年も続けてきて、効果のほども実感できました。

これも、ヒンズーやムスリムの友人ができたりして、彼らから影響を受けることができた、というラッキーな面が大きいと思います。地域によってスタイルはさまざまですが、瞑想やお祈り、座禅といったいわゆる「静」の活動には、共通した知恵があるということもなんとなくわかってきました。

こちらも今後も追及していきたいです。

海外滞在 → ×
全然ダメ!

マラソン → ×
全然ダメ!

去年の大阪マラソンで足を故障してしまったので、リベンジの意味もこめて今年はマラソンを走りたかったのです。が、、、大阪、神戸ともに落ちて機会を得られず。。。診断士を優先したため、遠方のレースには出たくない、というのもありました。

その代わり、にはならないのですが、大阪マラソンのボランティアをする機会を得られて、「マラソンボランティアおもしろ!」という発見もあったので、これはこれでよかったです。


・・・以上です。

できたことも、できなかったことも、いろいろありました。が、何より、カゼをほとんどひかず健康に暮らせた点は、よかったです。ありがたいことです。また、今年は何といっても、旅な感覚を終始心がけられたので、そのあたりが自分では楽しかったです。


日本はいま多くの問題を抱えていますが、ほかの国々に目を向け比較してみると、「日本はまだましな方かもなぁ」と思えることが本当にたくさんあります。

マキシマイザー(≒完璧主義)的感覚で見るとダメな部分は数え切れませんが、サティスファイサー(≒「ま、いっか」)的感覚で見ると、総じて、いい時代だなぁと。

世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも

2013年がよき年になりますことを。がんばろ。

2012/12/12

edXのクラスを半分終えてみての発見とか感想


いま受講しているedXのクラスが、ちょうど半分ほど終わりました。

edXって何?」という方は、僕がedXを受講し始めたときの投稿なんかを参考にしていただければと思います。

edXとは、ひとことでいうと、最近たくさん出てきている「オンライン教育サービス」のひとつ。数あるサービスの中でもedXには特に次のような特徴があります。
  • MIT・ハーバード大学といった既存の大学の教授陣により企画・運営されている
  • 大学の講義とほぼ同じ「レクチャ+小テスト+中間・期末テスト」という形態
  • クラスの開講時期が定められており、テスト期間などもあらかじめ決められている
  • ちゃんと受講すれば成績の評価も行われ、無事修了すると合格証ももらえる(ただし申請と費用が必要なようです)

ちなみにこのあたりの教育サービスは最近「MOOC」(Massive Open Online Course)という用語で括られて呼ばれることが多いようです。

今回僕が取ったのは「6.00x Introduction to Computer Science and Programming」というクラス。

現状は、成績の大きなウェイトを占める「2度の中間テストと期末テスト」のうち、2つ目の中間テストが先日終わったので、ほぼ半分来たかなという状況です。まだ半分ほどですが、今回受けてみて感じるのは「事前に予想していた以上に多くのいろんなことを学ばせてもらっている」ということです。

ちなみにここまで受けたレクチャのタイトルに出てきた単語は

イントロ プログラム アルゴリズム 関数 再帰 オブジェクト デバッグ 効率 オーダー メモリ 検索 クラス オブジェクト指向プログラミング グラフ化 シミュレーション ランダムウォーク サンプリング モンテカルロ法 統計的思考 ランダムネス 曲線近似

などなど(意訳込みです)。

コンテンツである「プログラミング」についてはもちろん、その他にも多くの発見、学びをもらっている感じがします。そのあたりの発見や学びについて、以下、手短に挙げてみたいと思います。

いまの技術でオンライン教育にできること
いまそうそう高くないコストで
  • 動画を使ったレクチャ
  • テキストやスライドなどの資料配布
  • 小テストや中間・期末テスト
などなど、よくある大学の講義で行われることのほとんどはオンラインでも可能なようです。

また、オンライン教育では受講生同士のディスカッションと相互サポートを促進するフォーラムが可能です。一定数以上の受講生の意欲が高ければ、このあたりもうまく機能し、良い受講体験の一部となるようです。

また、多くの受講生がつまづいているポイントなんかはフォーラムを見ていればわかるので、TA(ティーチングアシスタント)による受講生のサポートなんかも、大学の講義と近いレベルで可能です。

講義の日程変更なんかもメールで通知されるので、その点は大学の講義よりもすぐれているのかなと(と思うのですが、ここは、僕が学生だった当時の認識に基づいて。最近の大学では、休講情報がメールで送られるとか・・・)。

いまの技術でオンライン教育にできないこと
受講してみて「そういえばそうだなぁ」と思ったところとして
  • ほかの受講生たちとのディスカッション
  • みんなの前でプレゼンテーション
なんかはオンラインではまだやりにくいかなと思います。

技術的には可能かもしれませんが、気持ちの問題として、面識のない他の受講生たちとやるのは抵抗がありますし、受講資格を設けない場合は受講生のコミュニケーションスキルの幅なんかも広いでしょうし、このあたりをうまく機能させるには、まだいくつか課題はありそうです。

MITの教授の講義スタイル
担当しているレクチャは数人なのでごくわずかなサンプルに過ぎませんが、「こういう講義をするんだなぁ」と思ったところとしては
  • 表面的な部分だけではなく、ベースのロジックや背景もきちんと説明してくれる
  • ところどころに興味をかきたてる歴史上のエピソードや面白い事例をはさんでくれる
  • 「それをすると何がいいのか」という「WHY」の部分の説明が丁寧
  • 全体的に説明がシンプル
というところ。

本題ではないですが、英語ネイティブっぽい先生の講義は何言ってるのかわかりません笑。。。ただ動画には必ずキャプションがついている(文字起こしがされている)ので、聞こえなくても大丈夫です。

オンライン教育で起こりうる問題
オンラインコースならではの問題として次のようなことが起こったりするということもわかりました。
  • 採点システムにバグがあったときの対応が大変
  • サーバが重くなり受講生がスムーズに講義を受けられなくなる
  • 受講生が外部のフォーラムを使ってカンニングをする
  • やさしすぎる受講生が他の受講生に答えを教えてしまう

最後の「やさしすぎる受講生が・・・」というのは予想外でしたが、結構たくさんの人がほかの受講生をサポートしてくれて、ちょっと過剰かなと思う例も多く見られます。

絶妙なヒントを与える人もいれば、「答え言っちゃってるじゃんそれ」というのも。困っている本人のためを思うと、いいのか、悪いのか。。このあたりもとても勉強になります。

動画の限界
これはedXの内容とは直接関係ないのですが、教育において動画は万能というわけではない、ということも大きな発見でした。

なんといいますか、技術的な面で動画はほかのツールに比べて目新しく、「動画を使ったオンライン教育!」というと大きく注目を集めるところがあります。だけど、動画というのはどこまで行っても、あくまでも「受身型のツール」でしかない、ということも今回わかりました。

人が何かを学習するとき、「受身型」のスタイルで学べることもあれば、学べないこともあります

たとえば、プログラミングなんかでは、プログラミング未経験者が学ぶときは新しい考え方を身につけるために、「脳の神経回路の組み換え」が必要になるように思います。

「組み換え」といってもたいそうなお話ではなく人が日々変化する中で日常的に起こっていることで、「新しい思考パターン」を効率的に行うために「神経細胞間に新しいパスを通す」ということ。

そういう処理には化学的・物理的なエネルギーがある程度必要で、そこには一定の努力が必要です。そして、いまのところ、その最短で王道の道というのは、「能動型」のスタイルでやること――自分の頭で考えて手を動かしてトライアル&エラー&反復をして脳に覚えさせること、にほかならないようです。

それが、動画をただ見ているだけではなかなか。

これは今回、実感としても味わうことができました。学習や教育においてまだまだ効率化/改善できる部分はあるけれど、「本人が能動的にどうにかしなけりゃどうにもならない」という部分もたくさんあるようです。

この「動画の限界」ということについては、「動画の教育コンテンツに騒ぎすぎじゃない?」という旨のブログ投稿もありました。鋭い指摘がされてておもしろいので、英語の投稿にはなりますが、英語OKの方はよろしければ。


・・・と、とりとめのない感じになってしまいまいたが、こんな感じです。

ちなみにフォーラムはこんなのです。

いまは、受講していて「世界中からいろんな国の人たちが同じコースを受けている」ということに素朴にワクワクするのですが、こういう感動も、長くは続かないものなのかもしれませんね。。

インターネットの初期の頃の「ピー!ガチャンガチャン!」の頃って、「世界とつながっている」というだけでもう未来に生きているようなフワフワした感覚を覚えたのですが、いまはほぼ24時間つながっている中そういう感動はなかなか味わえなくなりましたもんね。。

・・・とはいえ、edX、いまは存分に楽しませていただいています。学ぶところ多くて、おもしろいです。

本当に、いい時代に生きさせていただいてます。引き続き、がんばります。

2012/12/04

Adblock Plusのフィルタの使い方まとめ


今日は、「Adblock Plus」の使い方/設定方法について。


Adblock PlusはインターネットブラウザFirefox・Chrome・Opera用に開発された拡張機能で、名前のとおり広告をブロックしてくれるものです。
Adblock Plus Chrome用 / Firefox用 / Opera用

以前にも取り上げましたが、Adblock Plusは視覚的な意味でのノイズリダクション仕事やブラウジングの効率アップという意味でものすごく便利なので、僕はPCでChromeを使う環境では必ずこのAdblock Plusは入れています。

そのAdblock Plusを使う際、これまではずっと公開フィルタリストに依存してきたのですが、最近、そのリストが広告以外の要素をブロックしてしまうケースが多くなってきたため、、自分用のフィルタをちゃんと作るべく、改めてAdblock Plusの使い方を調べてみました。

以下、そのまとめ。ポイントはざっとこんな感じです。
・00 インストールまで
・01 使い方の概要
・02 基本的な使い方 広告を個別に指定してブロック
・03 応用的な使い方 公開フィルタリストを使用
・04 応用的な使い方 ワイルドカード/正規表現

00 インストールまで

まずはAdblock Plusが入っていないと始まりませんから、インストールしていない場合はインストールします。

インストールは、Chrome、Firefox、Opera、それぞれの拡張機能ページから。
Adblock Plus Chrome用 / Firefox用 / Opera用

拡張機能の設定画面(Chromeの場合はここ)からAdblock Plusのオプションを開くと確認できますが、デフォルトでは「Easylist」という主に英語圏向けのフィルタだけが有効になっているかと思います。

この後、自分なりにカスタマイズしていきます。

01 使い方の概要

Adblock Plusには大きくわけて2つの使い方があります。

ひとつは、「URL」を指定して素材のダウンロードそのものをブロックするというもの。もうひとつは、「HTML要素」を指定して画面上に表示しなくする、というものです。

前者は主に画像やFlashなどの素材を根元から断つイメージで、後者はテキストやブロックを表示されないように表面上隠すイメージです。英語だと前者は「blocker」、後者は「hider」という呼び方がされているようです。

02 基本的な使い方 広告を個別に指定してブロック

AdBLock Plusの基本は、ひとつめの使い方――「URL」を指定して素材のダウンロードをブロックする、です。

インターネット上で「この広告画像いらないなー、見たくないなー」という画像に出会ったら、その上で右クリック→「要素をブロック」を選択します。

つづいて、「フィルタに追加しますか?」というボックスが前に出るので、「OK」をクリック。

すると、今後その画像は表示されなくなります。ページを再読み込みしてみると画像が表示されず、その部分が詰めて表示されることが確認できるかと思います。

03 応用的な使い方 公開フィルタリストを使用

使い方がひとまずわかったあとはどんどん使っていけるのですが、それでも「ひとつずつ追加していくのは大変そうだな・・・」と思う方が多いかと思います。そんな場合には、誰かが作ってくれた公開のフィルタリストを使わせてもらいましょう。

Adblock Plus フィルタ」などと検索すると、日本語圏向けのフィルタを公開しているページがいくつか出てきます。

まずはそのページの中からひとつを開いて、ページ中に「フィルタを購読」「フィルタを追加」といったリンク付きの文字を見つけたら、そこをクリック。つづいてAdblock Plusオプションページで「追加」をクリックします。

すると、フィルタリストの登録が完了します。

フィルタリストと一口に言ってもさまざまなタイプのものがあり、たとえば、リスティング・コンテンツマッチ・アフィリエイトといった広告をブロックするものもあれば、アクセス解析や行動ターゲティングのもととなるトラッキングコードや不要なJavaScriptをブロックする、なんてものもあります。

ですので、公開フィルタリストを利用するときには、これはどういう趣旨のフィルタなのか自分のニーズにマッチするのかを確かめてから使うようにするとよいかと思います。

購読したフィルタリストはオプション画面からいつでも編集することができます。

04 応用的な使い方 ワイルドカード/正規表現

02の「広告を個別に指定してブロック」する方法の応用として、ワイルドカードや正規表現を使っての指定も可能です。

Adblock Plusのオプションページから「自作フィルタを追加」タブを開き、そこから手打ちで自分なりのフィルタを追加します。

フィルタは1行につきひとつ登録する形になっていますが、ひとつずつ登録したい場合は上側の「フィルタを追加」のところから追加し、まとめてたくさん登録したい場合は下側の「フィルタを編集する」を選んでフィルタリスト全体を編集する形になります。

フィルタのルール(構文)を以下ざっとご紹介します。

個別にURLを指定したい場合
http://example.com/ads/banner123.gif
そのままURLを書きます。

ワイルドカードを使いたい場合
http://example.com/ads/banner*.gif
http://example.com/ads/*
*」はワイルドカードとして、1つ以上の文字列に対応します。

文末を指定したい場合
*.swf|
文末(URLの末尾)は「|」で表現します。たとえばこのようにすると、swfファイルをブロックすることになります。

文頭を指定したい場合
|http://example.com/ads/*
||example.com/ads/*
文頭(URLの先頭)も文末と同じく「|」で表現します。http://とhttps://の両方を指定したい場合は「||」で置き換え可能です。

セパレータをまとめて指定したい場合
^query^
URLのセパレータ(/?&=:など)をまとめて表現したい場合は「^」が使えます。

その他正規表現を使いたい場合
正規表現も使うことができます。ただ、スピード低下や思わぬ挙動を引き起こしやすいため使わないことが推奨されています。そのあたりについては公式ドキュメントのこちらに。

HTML内の要素をブロックしたい場合01
##div.textad 要素名+classで特定
##div#sponsorad 要素名+idで特定
##textadd 要素名で特定
フィルタを「##」から始めると、URLではなく、HTML要素を指定してブロックすることができます。これが上の方で述べたふたつめの使い方「HTML要素を指定してブロックする方法」にあたります。

「##」のあとの構文はCSSと同じ――CSSにおける要素指定のやり方と同じで、たとえば
  • ##div.textad だと、 div 要素で、かつ class が textad のものを
  • ##div#sponsorad だと、 div 要素で、かつ id が sponsorad のものを
  • ##textadd だと、単純に textadd 要素を
ブロックする形になります。

HTML内の要素をブロックする場合02
##table[width="80%"]
##div[title*="adv"]
##div[title^="adv"][title$="ert"]
要素名、class、idを使った指定以外にも、[attr="value"]という形でほかの属性値を使っての指定も可能です。これもCSSと同じですね。

たとえば上記のとおり
  • ##table[width="80%"] だと、 width 属性が 80% の table を
  • ##div[title*="adv"] だと、 title 属性値に adv という文字列が含まれた div を
  • ##div[title^="adv"][title$="ert"] だと、 title 属性の先頭が adv で始まり、かつ最後が ert で終わる要素を
指定してブロックすることが可能です。

HTML内の要素をブロックする場合03
example.com##*.sponsor
このHTML要素のブロックでは、##の前にドメインを追加すると、そのドメイン内だけでフィルタをオンにすることが可能です。


・・・以上です。

あとは、ブロックのルールを適用しない「ホワイトリスト」も設定することが可能です。ホワイトリストも使い方はフィルタと同じなので、基本的な使い方はこれでひととおりカバーできてるのではないかと思います。


おまけ

日本向けフィルタリスト - Firefoxまとめサイト
Adblock Plus未体験の人がそのインパクトを手早く感じるためには、まずは良いフィルタリストを見つけて、その効果を味わう、というのが何よりも大切かと思います。馴れないうちはまずはフィルタ探し、で。フィルタ探しはこのあたりをご参考に。

Getting started with Adblock Plus
英語にはなりますが、Adblock Plusの公式ページに詳しいマニュアルもありますので、詳しい部分を知りたい場合はこちらに直接あたるのがよいかと思います。

2012/11/30

Google Reader でスターをつけたアイテムを Blogger や Evernote に流す方法


今回はGoogle Readerでスターをつけたアイテムを他のサービスに流す方法について。

Google Readerのスター機能って、あんまり使い道がないような・・・気がしていたのですが、、スターつきアイテムを公開したり他のサービスに流したりすることで結構楽しめる、ということをこの間知りました。

アイテムを流す先としてはTwitter、Facebook、Gmailなどなどいろいろなものが考えらますが、ここでは僕が実際に使っているBloggerEvernoteの2つについてそのやり方を取り上げてみたいと思います。

使い方としては、Bloggerは公開用、Evernoteは純粋に自分用、という感じでしょうか。まずはBloggerの方から。

Google Reader → Blogger

一口に「Bloggerに流す」といってもいくつかあって
・1アイテムを1つの記事として投稿する
・複数のアイテムを1つの記事として投稿する
・ウィジェットにリスト表示する
といった形が考えられるかと思うのですが、ここでは3つめのウィジェットに流す方法について。

全体のざっくりとした流れとしては
  1. Google Readerでスターつきアイテムを公開設定にする
  2. 公開されたRSSをBlogger側で受け取る
という形になります。

まずはGoogle Readerの設定画面で「フォルダとタグ」を開きます。

フォルダリストの一番上に「スターつきアイテム」が並んでいるので、その右側にあるオレンジのRSSマークをクリック


すると、マークがオレンジ色になって非公開から公開設定へと変わるので、さらに右側に出てくる「サイトにクリップを追加する」というリンクをクリック


すると「ウェブサイトにクリップを掲載する」というボックスがぐぐっと開くので、タイトルを「最近読みました」などと入力し、その他オプションを適当に決めて青色のBloggerボタンをクリックします(僕は自分でタイポグラフィ(文字の表現スタイル)を決めたいので「配色」(CSS)は「なし」を選びました)。


新しいウィンドウが開いてBloggerのページが開くので、ウィジェットを貼りたいブログを選択し、「ウィジェットを追加」をクリック。このとき、タイトルがリセットされている場合は再度「最近読みました」などと記入します。


するとページがBloggerのレイアウト設定ページに移動するので、どこかに追加された「最近読みました」という要素を探して、好みの場所に移動すれば完了です!


あとはふつうにブログを見てみると、ウィジェットとしてスターつきアイテム一覧が追加されていることが確認できます。


Google Reader→Bloggerについては以上です。

Google Reader → Evernote

次に、Google ReaderからEvernoteへの場合を。

Bloggerのところで見たように、Google Readerの「スターつきアイテム」を公開設定にするとRSSが作られるので、そのRSSを処理することさえできれば、いろんなやり方が可能かと思います。ただ、僕がやった中でいちばんカンタンだったのは、IFTTTというサービスを使うやり方です。
IFTTT / Put the internet to work for you.


以下、そのやり方について。

IFTTTはいまのところ日本語化されておらずパッと見た感じではとっつきづらいのですが、どういうものかがいったんわかると、あとはものすごく快適につかえます。ちなみにサービス名のIFTTTは

IF This, Then That

の略で、要は「こういうことが起こったら、あれをやってね」というサービス。

僕はそんなにたくさん使っていないので詳しいところはわかりませんが、たとえば
メールに添付ファイルがついていたらそのファイルをDropboxに保存
毎日定時にTwitterに投稿
といったことがカンタンに自動化できます。

このサービスがすごいのは、Gmail、Googleカレンダー、Evernote、Dropbox、Facebook、Twitterなどなど、いま旬なウェブサービスのテンプレートがはじめから豊富に用意されている点。これと似たようなサービスは他にもあるかと思うのですが、「非エンジニアな人でも使えるシンプルさ」というのがよくって、僕でもムリなく使えます。

今回は、そんな便利なIFTTTのサービスをそのまま利用します。

まずはサイトに行ってアカウントを作成。アカウント作成後にログインしてみたら、ダッシュボードに「create recipe」というのがあるのでそこをクリック

こんなボタンです。

ページが移動したら
IF THIS THEN THAT

の「THIS」と「THAT」の部分を順番にクリックして、Google ReaderとEvernoteを入れていきます。

こんな感じ。

これでひととおり完了! ものすごくシンプルです。

その後は、新たに記事にスターを付けたら自動的にEvernoteの方でノート化されていきます。

IFTTTについてもっと詳しいところは、このあたりの記事がわかりやすいかと思います。
便利な「IFTTT」の使い方 - ライフハッカー[日本版]
「ifttt」ネットのタスクをアレコレ自動化できる超便利サービス - ネタフル
ifttt・・・17個のタスクを晒します - @hebyumetan

英語OKな方ならIFTTTのABOUTのページを直接見るのもよいかもしれません。

・・・以上です。

便利なものを考える人がいるもんで。おもしろいですねー。

2012/11/24

Google Readerの購読フィードをバックアップ・移行する方法


今回は、Google Readerに登録してあるフィード一覧をバックアップする方法別のアカウントに移行する方法について。

早いもので、早くも2012年の年末が近づいてきました。年末に際して、少し気は早いのですが、先日大掃除のつもりでGoogle Readerのフィードを整理することにしました。

そのときに「あれ、購読フィードのバックアップってどうするんだっけ?」となり、少しはまってしまったのでそのことについて。

ざっくり言うと、バックアップと移行のためにやることは
・バックアップ ・・・ 「xmlとしてエクスポートする」
・別アカウントへの移行 ・・・ 「エクスポートしたxmlをインポートする」
という、ただこれだけです。

が、以前なら設定画面から直接xmlがエクスポートできたような気がするのですが、、、いまはそこがGoogle Takeoutへのリンク(Download your data through Takeout)へと変わっており、フィード一覧をエクスポートすることができません。


いやいや「情報をエクスポート」じゃなくて登録フィードだけ出したいんです。

で、検索したりいろいろしてわかった結論は、登録フィードをバックアップしたい場合は次のURLにアクセスするのが一番手っ取り早くてよろしいみたいです。

https://www.google.com/reader/subscriptions/export

Googleにログインした状態でここにアクセスすると、「google-reader-subscriptions.xml」というxmlファイルが返ってきて、その中にXML形式で登録フィードがまとめられています。

Google ReaderのAPIはいまのところ公式に公開されていないようで、この仕様もいつ変わってしまうかはわかりませんが、いまのところこの方法が一番シンプルかと思います。

このxmlがダウンロードできたなら、別のアカウントへの移行もほんのひと手間です。

移行先アカウントのGoogle Readerの設定画面を開いたら、「インポート/エクスポート」をクリック。その後、「ファイルを選択」でxmlファイルを「アップロード」したら移行完了です。全フィードがまとめて登録されます。

・・・以上です。


おまけ
Google Reader登録フィードのxmlからURLだけを出力するためのPythonスクリプトを作ってみました。Python 2.7で動くことを確認しています。

2012/11/19

リネームソフトなしで手軽にファイルを一括リネームする方法


そう頻繁にはありませんが、ほーーんのときどき、年に数度ぐらいの頻度でパソコン内のファイルを一括リネームしたくなるときがあります。

そういうときにリネームソフトを入れるのもひとつ。なのですが、そのほんの数回のためにソフトを入れとくのもあれだしなぁ、使い方を覚えるコストもあれだしなぁ、、ということで笑、そのやり方を知って以降、僕はリネームソフトなしでのファイル名一括変換をよくやります(といっても、やっぱり年に数回くらいですが・・・)。

空間の整理と同じで、パソコンの中身の整理も、いざモノ(ファイル)がどこかにいってからえんやこら探すよりも、探し物がそもそも発生しないような状況を作る、というのが第一かと思います。

秩序立ててファイル名を決めておく、というのはその第一歩かと思うのですが、今回はそれに役立つリネームの方法について。ものすごく地味ですが便利です。

使うものは、1)コマンドプロンプト、2)エクセル、3)テキストエディタの3つ。OSはWindowsです。

#01 コマンドプロンプトでファイル名一覧を作成

まず、コマンドプロンプトを開いて、一括リネームをかけたいファイルがあるフォルダに行きます。ちなみにフォルダの移動はコマンド「cd」で。


それから次のコマンドを実行して、ファイル一覧をテキストに保存します。

dir /B > filename.txt

こんな感じ。

ちなみに、「dir /B」とだけ打つとコマンドプロンプト内にそのままファイル名一覧が出力されます。「/B」というのは、ファイルごとの更新時間やサマリーを表示しないためのオプションです。


#02 エクセルでrenameコマンドを作成

01を行うとそのフォルダ内にテキストファイル(filename.txt)が作成されているので、それをエクセルで開きます。

そして、各ファイル名のひとつ右のセルにリネーム後の名前を入力していきます。


通し番号を付けたり、元のファイル名前を加工して再利用したい場合はエクセルの関数を使います。たとえば下の画像の場合なら、「test」+2桁の数字がファイル名の先頭についたファイル群を、まとめて「test」+3桁の数字にしようとしています。


ここまでできたら、左に1列挿入して、ファイル名が書かれたすべての行に「rename」と入力します。



ここまでできたら、このファイルをcsvファイルとして出力します(たとえばrenamer.csvなどと)。

#03 テキストエディタでbatファイルを作成

エクセルを閉じたら、02で作ったcsvファイルを今度はテキストエディタで開いて、半角コンマ(,)を半角空白にすべて置換します。


一斉置換が終わったら、今度は拡張子をbatとしてbatファイルとして保存(たとえば「renamer.bat」として)。

#04 バッチファイルを実行

あとは03でできたbatファイルを実行するのみ! です。batファイルの実行は、ファイルをダブルクリックすればできます。


・・・と、以上です。

とても地味ですが笑、このやり方だとエクセルの関数でできる範囲ならほぼどんなリネームでもできるので、汎用性はかなり高いです。

ちなみに、
  • うまくできるかどうか不安な場合はファイルすべてのバックアップを
  • リネーム結果をコマンドプロンプト内で確認したい場合は、04でbatファイルを実行する前にbatファイルをテキストエディタで開き、ファイルの一番下に1行追加して「pause」と入力したうえでbatファイルの実行を
することをおすすめします。

また、このやり方だとファイル名に空白がある場合うまくリネームできないので注意が必要です。

2012/11/12

神戸市図書館の蔵書を素早く検索できるブックマークレット

ものすごくローカルネタになりますが笑、神戸市の図書館でちゃちゃっ!と蔵書検索ができるブックマークレットを書いてみました。


「ブックマークって何?」という方のために少しだけ解説を・・・

ブックマークレットとは?
URLのかわりにスクリプトが入ったブックマークのこと。

通常のブックマークは、ブックマーククリックするとURLで指定されたページが開きますが、ブックマークレットの場合はページにアクセスするかわりに、特定のスクリプトを走らせることができます。一般的にJavaScriptで書かれており、最近のメジャーなPC用ブラウザ――Chrome、IE、Firefox、Safariの最新版にはひととおり備わっているようです。もっと詳しくははてなキーワードの解説なんかがわかりやすいです。


去年図書カードを作って以来、神戸市の市立図書館は本当にフル活用させていただいているのですが、実際図書館に足を運ぶ回数よりもオンラインでの蔵書検索の回数の方が断然多かったことに気づき、作ってみました。

使ってみると、ちょっとした手間の省略ではありますが、ちょっとしたことなりに、快適です。僕と同じような図書館ラブかつ神戸市在住・勤務な人にとっては夢のブックマークレットです!笑


ということで、以下、まずは実際のスクリプト、次に使い方について。

スクリプト

スクリプトはこんな感じ↓です。


細かな解説は端折りますが、要は、現在見ているページの中にformを作って要素を詰め込んで図書館のサイトにPOST、ということをやっています。

使い方

次に使い方を。使い方といってもやることはシンプルです。登録して、あとはブックマーク感覚でポチっと押すだけ。

まずは上記のスクリプトをブックマークレットとして登録します。

具体的には、名前の欄は何でもいいので「KobeLib」などと適当に、URLの欄にはjavascript:~の部分をすべて貼り付けます。



登録できたら、実際に使ってみます。ネットサーフィン中気になる本や作家に出会ったら、そのタイトルや著者名をマウス(手?)で選び、選択したままの状態でブックマークをクリック。

たとえばこのページなら・・・

「木のいのち木のこころ」というタイトルの部分を選択してハイライトしたら、

ハイライトしたままの状態でブックマークを選択、

ブックマークをクリック!

するとページが遷移して検索結果ページが出ます。

要は、本を検索するときの
1)まずは検索ページを開いて
2)フォームの適切な部分にフォーカスをあてて
3)テキストを入力する
という部分を省略するということなのですが、検索する回数が多ければ多いほど、結構な省力化になります。キーボードよりもマウスでの操作が好きな方には特に役立つかなと。

ちなみに、テキストが何も選択されていない場合には、テキストを入力するダイアログが出るようになっています。

神戸市図書館のヘビーユーザの方、よろしければ!!


ちなみに、僕はChromeでしか使っていませんが、PCの場合はChrome、Firefox、Safariで使えるかと思います。Chrome for iOSではうまく動きませんでした・・・(ハイライトした文字列の取得ができないようです)

2012/10/11

edXを受講し始めました


edXがとてもおもしろそうなので、ためしにひとクラス受講してみることにしました!

edXは、マサチューセッツ工科大学(MIT)とハーバード大学が共同で開発したオンラインの教育プラットフォーム。現在はカリフォルニア大学バークレー校も参加し、3校で運営・クラス提供をしているそうです。スタート前からちょこちょこ話題になっていたようですが、それがいよいよこの2012年秋スタートしました。



edXについてももっと詳しく知るならこちらのページなどがおすすめです。
ハーバード大とMITがコースをオンラインで提供するedXプロジェクト - techcrunch
ハーバード大学とMIT、無料オンライン教育サービス「edX」で提携 - ITmedia ニュース
What is edX? - MIT News Office(英語)
edX - Wikipedia, the free encyclopedia(英語)

開校にあわせて開講されたのは次の7講座。
  • 3.091x: Introduction to Solid State Chemistry (固体化学入門)
  • 6.002x: Circuits and Electronics (回路・電子工学)
  • 6.00x: Introduction to Computer Science and Programming (コンピュータサイエンスとプログラミング入門)
  • CS50x: Introduction to Computer Science I (コンピュータサイエンスI)
  • PH207x: Health in Numbers: Quantitative Methods in Clinical & Public Health Research (健康の数学)
  • CS169.1x: Software as a Service (SaaS)
  • CS188.1x: Artificial Intelligence (人工知能)

このうち僕は「6.00x Introduction to Computer Science and Programming」を受講することにしました。コンピュータサイエンスとプログラミング入門。使う言語はPythonです。

シラバスを見たところでは、このクラスで学ぶことの大半は学生時代に学んだことなので知識面で何か新しいことが得られというのはあまり多くないかなとは思うのですが、いろいろな意味でおもしろそうなので――
・21世紀の教育と学習への興味
・今年のマイテーマのひとつでもある「英語」の力試し
・知的好奇心を満たす趣味
として、そして何より「MITのクラスがどんなものなんか覗いてみたい!」という興味本位で(笑)、受けてみます。

日本で普通に暮らしていると、MITなんてのはちょっと「あっちの世界」というか、自分とは別次元の世界だという印象がありますが、edXのおかげで、学力・経済的にはMITに行くことはできなくても、不安やリスクなしにMITを模擬体験することができます。

このあたり、日進月歩でどんどんおもしろくなってきますねー。

ちなみにコンピュータサイエンスのシラバスはこちらのページに。レクチャは全部で24個。見出しだけ訳してみるとこんな感じです(誤訳あるかもしれません。。正確な内容はぜひオリジナルにあたってください・・・)。

  1. イントロ
  2. プログラムの核となる要素
  3. シンプルなアルゴリズム
  4. 関数
  5. 再帰
  6. オブジェクト
  7. デバッグ
  8. 効率と成長オーダ
  9. メモリと検索
  10. クラス
  11. オブジェクト指向プログラミング
  12. グラフ描画
  13. シミュレーション・ランダムウォーク
  14. サンプリング・モンテカルロ法
  15. 統計
  16. ランダム性を使って非ランダム問題を解く
  17. カーブフィッティング
  18. 最適化理論
  19. グラフ理論
  20. グラフ理論
  21. 動的計画法
  22. 統計の誤謬
  23. シミュレーション例
  24. サマリー

各トピックをどれだけ深くやるかはわかりませんが、このリストを見ると「半年でこれだけやるのか・・」という感じがします。。。かなり濃密みたいですね。現役の学生さん、他のクラスも同時に受けつつ事前知識なしでこんなん消化できるんかな・・・

いまちょっと受けてみたところだと、クラスは、動画+テキスト+エクササイズ、プラス、小テスト+中間テスト+期末テスト。それとオンラインフォーラムからなっています。すべて英語ですが、動画はキャプションの表示可ですし再生スピードの調整も可能なので、どれが興味のあるテーマがあって、英語の音は聞き取れなくても「文字はかろうじて読めるかも!」な感じであれば、受講してみてもおもしろいかと思います。

10月11日現在、クラスはすでにスタートしていますが、いまからでもアカウントを作成して登録すれば今期の受講が可能のようです。ご興味ある方はぜひ!!

実際に受講してみようかなというときは、ご利用ガイド(Terms of Service)倫理規定(Honor Code)をまず読まれるのがよいかと思います。

・・・
2012年も早いものでもうあと2ヶ月と少しになりました。

個人的には、2011年もそうでしたが、この1年も本当に素晴らしい友人、良い出会い、良い環境と機会に恵まれ、学びの多い1年となりました。またそのあたりについてもおいおい書いていきたいですが、まずは、edX、楽しんでみます。

edXについていえば、プレッシャーも何もなくただ楽しむのみ!なのでがんばることは特にないですが、これから半年、単科生気分でがんばります!!笑

2012/08/08

アインシュタインの名言を集めてみました(意訳付)


前回からずいぶん間が空いてしまいました。。

今回は、以前から続けている英語の勉強、プラス趣味とを兼ねてアインシュタインの名言をあれこれ集めてみたので、それを取り上げたいと思います。

アインシュタインといえば常人の理解を超えた「あっち側の人」という印象があるのですが(実際そうですが)、その発言は実は常人離れしたものではなく、ふつうに生きる我々にもがっつり参考になる、身近なアドバイスがてんこもりです。

その発言を聞けば聞くほど、「この人、意外に普通の人だったんじゃないか」笑なんて思えてしまうような言葉がたくさんあります。業績だけ見るとものすごく「あちら側」なんですが、その歩んだ道は僕たちが歩む道と地続きの同じ地平だったんじゃないかなぁ、という気がしないでもありません。

そんなアインシュタインの発言を、英語文・日本語文とをセットにグループ別にまとめてみたので、よろしければ。僕は個人的にツボなものがたくさんあるので、これを繰り返し読んでるだけでもいい気分になれます笑。

(日本語は僕なりの意訳なので、オリジナル(ドイツ語?)に近いニュアンスを味わいたい方は英語の方を読んでみてください。)


好きなことにじっくり取り組もう

I have no special talent. I am only passionately curious.
私には特別な才能はない。私にはただ情熱的な好奇心があるだけだ。

Love is a better teacher than duty.
「好き」ということは義務よりも優れた教師である。

It's not that I'm so smart, it's just that I stay with problems longer.
私が賢いというのではない。ただほかの人よりも長く問題に取り組んだというだけだ。

I think and think for months and years. Ninety-nine times, the conclusion is false. The hundredth time I am right.
私は、何ヶ月も何年も考え続ける。99回、その結論は正しくないが、100回目に正しい答えを出すことができる。

これはアインシュタインにかぎらず多くの天才たち(「天才」と周りから呼ばれる人たち)が言ってきたことでもあります。生まれ持った賢さよりも、情熱、という。その情熱の対象を見つけてひたむきに取り組むということが、人生で最も難しいことでもあり面白いことのひとつだと思います。


ものごとをシンプルに

A perfection of means, and confusion of aims, seems to be our main problem.
手段を完璧にしようとする一方で、目的があいまいなこと。これが私たちの問題だ。

I believe that a simple and unassuming manner of life is best for everyone, best both for the body and the mind.
シンプルで控えめな生活態度というのが、すべての人にとって最善のものだ。それは、身体と精神の両方にとって。私はそう信じている。

Everything should be as simple as it is, but not simpler.
あらゆるものはできるかぎりシンプルにすべきである。ただ、シンプルにしすぎてはいけない。

If you can't explain it simply, you don't understand it well enough.
もし、ものごとをシンプルに説明することができないのであれば、あなたはそれを十分に理解していないということだ。

Intellectuals solve problems, geniuses prevent them.
頭のいい人たちは問題を解く。天才は問題が起こることそのものを防ぐ。

アインシュタインが「シンプルであること」「シンプリシティ」にいかに重い価値を置いていたかということがわかります。モノと情報が過剰にあふれた現代こそ、アインシュタインの考え方に学ぶべきときなのかもしれません。


人間を進歩させるもの

Imagination is more important than knowledge.
想像力は知識よりも重要である。

Logic will get you from A to B. Imagination will take you everywhere.
ロジックはあなたをAという場所からBという場所に連れていくことができる。イマジネーションはあなたをどこにでも連れていくことができる。

Most people say that it is the intellect which makes a great scientist. They are wrong: it is character.
優れた科学を生み出すのは「知性」だと多くの人は言う。彼らは間違っている。それは「人となり」である。

The whole of science is nothing more than a refinement of everyday thinking.
科学のすべては、日々の思考の改善以上のものではない。

このあたり、聞いてるだけでワクワクします。


よく生きる

Never do anything against conscience even if the state demands it.
もし状況がそうすることを求めても、良心に反することはどんなことであってもするな。

Only a life lived for others is a life worthwhile.
他人のために生きられた人生だけが値打ちのある人生である。

Strive not to be a success, but rather to be of value.
成功のためではなく、価値のある人間になるために努力せよ。

The value of a man should be seen in what he gives and not in what he is able to receive.
人の価値というのは、その人が何を与えられるかにあるのであって、何を得られるかにあるのではない。

If people are good only because they fear punishment, and hope for reward, then we are a lot indeed.
もしも人々が罰を怖れ報酬を求めるというただその意味でだけ良い人間であろうとするのなら、私たちは本当に哀れな集団である。


生きる幸せ

A table, a chair, a bowl of fruit and a violin; what else does a man need to be happy?
テーブルとイス、フルーツとバイオリン。このほかに、人が幸せであるために必要なものがあるだろうか?

誰よりも深い科学の旅、思索の旅を続けたアインシュタインの答えがこれなのかなと思います。「青い鳥」ではありませんが、本質はこういうところなんだろうなぁ。お金持ちになるのも、いい家を建てるのも、有名になるのも、世界を変えるというのも、人生に生きがいとハリを与えてくれるという意味ではとても大切ですが、幸せの本質というのは、日々の心安らぐひとときにあるのかもしれません。


教育の本質

Education is what remains after one has forgotten what one has learned in school.
教育とは、学校で学んだことをすべて忘れたその後に残っているものだ。

It is a miracle that curiosity survives formal education.
好奇心が型にはまった教育の後に残っていれば、それは奇跡である。

It is the supreme art of the teacher to awaken joy in creative expression and knowledge.
教師の究極の技術というのは、クリエイティブな表現と知のおもしろさに人を目覚めさせることである。


宗教と科学

Science without religion is lame, religion without science is blind.
宗教のない科学は説得力に欠ける。科学のない宗教は盲目である。

All religions, arts and sciences are branches of the same tree.
すべての宗教とアートとサイエンスは、同じ一本の木の枝である。

True religion is real living; living with all one's soul, with all one's goodness and righteousness.
真の宗教とは、リアルな生活そのものである。それは、自分の魂すべて、自分が持ちうる最大限の高潔さと公正さとをもって生きることである。

このあたり、アインシュタインは科学だけを見ていたのではないというのがよくわかります。「宗教とアートとサイエンスは同じ一本の木の枝」というのには、最近の僕は特に、ほんとそうなのかもなぁと思います。

この点現代の日本はあまりバランスがよくなくって、損しているのかなとも感じます。宗教もサイエンスもアートも、本来は「心・技・体」のように、油と水ではなくそれぞれが調和をもってバランスを取ることでよい効果を生み出すものなのかもしれません


人生を通した学び

Intellectual growth should commence at birth and cease only at death.
知性の面での成長というのは、生まれたときから始まり亡くなるときまで続くべきである。

Reading, after a certain age, diverts the mind too much from its creative pursuits. Any man who reads too much and uses his own brain too little falls into lazy habits of thinking.
ある年齢を過ぎたら、読書は精神をクリエイティブな探求から遠ざける。本をたくさん読みすぎて自分自身の脳を使っていない人は怠惰な思考習慣に陥る。

確かに。。本を読むということと自分の頭を使って考えるということは必ずしもイコールではないですよね。このあたり、僕はついつい「本読めばOK」となりがちなので、気をつけないと。。


そのほか

Politics is for the present, but an equation is for eternity.
政治は現在のためのもの。方程式は永遠のものである。

Peace cannot be kept by force; it can only be achieved by understanding.
平穏とは、力で得られるのではない。理解によってのみ得られるのである。

There are two ways to live: you can live as if nothing is a miracle; you can live as if everything is a miracle.
2つの生き方がある。奇跡など何ひとつないかのように生きることもできるし、すべてが奇跡であるかのように生きることもできる。

このあたりも深いです。。


・・・以上です。

今この投稿を上げながら改めて読んでもワクワクするので、彼と同時代に生き直接その話を聞いた人たちはさぞかしワクワクしたんだろうなぁ。。と思うのですが、実際のところはどうだったんでしょうか。意外と、あんまり理解されてなかったのかな。。どうでしょう。


英語は、少しペースダウンしたりもしましたが引き続き勉強中です。英語の小説なんかも読めるようになってきて、おもしろいです。


おまけ
ほかにもアインシュタインの名言をまとめている方がいました。こちらもよろしければ。
アインシュタイン 魂を揺さぶる15の名言 - NAVER まとめ
アインシュタイン格言集 - 世界傑作格言集

Wikipediaのアインシュタインのページもワクワクするのでおすすめです。
アルベルト・アインシュタイン - Wikipedia

2012/06/01

いまどきWindows XPをクリーンインストールするときのポイント


今回はいまどきWindows XPを再インストールする際のポイントについて。2012年ならではなところをちょこっと含めています。

世間はもうすぐWindows 8だとかchromiumOSだとかで沸いているようないないような感じですが、僕のメインPCは今でもXPです。僕が知らないだけかもしれませんが、WindowsのVistaも7も、表面的なデザインぐらいしかXPから変わってないような、、感じがするので(僕の場合PC内検索もほとんどしないし)、僕はサポート期限切れまでこのままXPを使い尽くしそうです。

わけあって先日そのXPをインストールし直したので、そのときのメモを少し整理しました。

押さえたかったポイントは「なるべくスムーズに、素早く」です。環境の前提は、ノートPC、ブラウザはChrome、メーラは不使用、音楽はiTunesで一元管理しています。

01 準備

クリーンインストールする前に、データその他を素早く移行できるようにバックアップ/退避しておきます。メインどころとしてはこんな感じで。
マイドキュメント → 丸ごと外付けHDDへ
iTunesのデータ → これも丸ごと外付けHDDへ
ソフトのインストーラ/プロダクトキー → これも丸ごと外付けHDDへ
メール → 僕の場合はローカルのメーラはやめたので不要
ブックマーク → Chromeにログインしてクラウドに退避
Chrome拡張機能 → 同上
Chrome拡張機能の設定 → AdBlock Plusなどはキャプチャして外付けHDDへ
ネットワーク設定 → 念のため手書きメモで退避
ソフトの一覧 → 「プログラムの追加と削除」のキャプチャを外付けHDDへ

2012年になって楽になったのが、ブラウザとメール関係です。ブラウザのデータはクラウドに、メールはウェブメールでほぼ済むようになったので、アプリケーションデータをガサゴソする必要もなく快適です。ただ、Chromeの拡張機能は、拡張機能自体はクラウドで移行できますが、その中の設定をすべて移行してくれるわけではなさそうです。たとえばAdBlock Plusのリストとか。

ネットワーク設定は忘れると悲劇なので、要注意です。

ここまで終わったら、再インストール用のCDを用意しておきます。

02 インストール

XPのインストールのおおよその流れはこんな感じです。
・XP本体を入れる
・ネットワークにつなぐ
Windows updateをひたすら繰り返す

いまどきのXPクリーンインストールは、XPのインストールそのものよりもupdateに時間がかかったりするので覚悟が必要です(笑)。最低でも3、4回update→リブートが必要かと思います。あと、セキュリティソフトはなるべく早い段階で。

03 初期設定

クリーンインストール直後にやっておくとよさそうなところをいじります。ネットワーク設定とセキュリティ面は前段まででクリアしているという前提で。

やるべき作業はこんなところかなと思います。
・メインアカウントをAdministratorからオリジナルのものに変更
・不要なサービス/スタートアップ/視覚サービスをオフ
・不要なWindowsコンポーネントを削除
・不要なソフトをアンインストール
・不要なフォントの退避
・タスクバー/スタートメニューをカスタマイズ
・デスクトップをカスタマイズ
・ランチャーを設定
Tweak UIを入れてXPの微調整(XPの細かいところを調整できるMicrosoft純正ソフト)
Bootvisを入れてスタートアップ高速化(Bootvisについてはこちらが詳しいです)
CCleanerを入れてレジストリの問題点をクリア

2012年になっても積極的な意味でXPを使い続けているような人は「PCは早くてなんぼ」な感じかなと思うので、このあたり、あとあとちょこちょこやるよりも早めに済ませておいた方がよいかなと思います。

さらに見た目だけでもWindows 7ぽくしたい(笑)場合は
XP用メイリオフォントを入れる
Seven Remix XPを入れる(Seven Remix XPじゃなくてもいいけど)
Windows 7ぽいMicrosoft純正の壁紙を入れる(笑)
などとするとよいかと。

細かいところとしては、Chromeを使う場合は、Chromeを入れる前にメインアカウントの変更をやっておくと、Document and Settingsの中を汚さずに済んで良さそうです。

04 各種ソフトインストール

あとは、退避しておいたデータやソフトもろもろを移してきて完了、です。

僕の場合はChrome+拡張機能、iTunes、Picasa、Eye-Fi、Dropbox、サクラエディタあたりを手始めに入れました。PCの使い方によるかと思いますが、使用頻度的にはブラウザ、音楽、画像、クラウド、テキスト編集、解凍圧縮、オフィス関連のものを早めに入れるとスムーズかなと。


・・・以上です。

2012年ならではなところとしては、メイリオフォントTweak UIBootvisSeven Remix XPChromeのクラウドバックアップ活用、といったあたりでしょうか(厳密にはどれも2012年より前から出ていますが)。

今回、DropboxやiCloudといったクラウドストレージをデータ移行用に使おうかとも試みましたが、、あまり良案ではありませんでした。数ギガでも結構時間がかかるので、現時点ではあまりおすすめの方法ではありません。。

いつでもクリーンインストールには時間がかかりますが、、、インストール直後は中身がスッキリするわサクサク動くわで、気持ちがいいものです。知り合いの方に「毎年、年末には必ずOSを入れ直す」という人がいますが、いい習慣だと思います。有形のモノと同じくらい無形の所有物が多くなってきた現代では「年末にはPC(データ)も大掃除」というのが新しい常識になってくるのかもしれません。


おまけ
いまどきWindows XPを入れ直したりXPをいじったりし直すなら、このあたりのページを読むがおすすめです。
Windows XPの起動をBootVisで高速化 - よっちゃんのチラ裏
TweakUI - k本的に無料ソフト・フリーソフト


追記
今回やり忘れましたが、、、最初の準備のところでiTunesの認証解除もしておく方がよさそうです。

2012/04/16

ラクをしながら成長し続けること


今日は「ラクをしながら成長し続ける」ということについて。

ここ1~2年の間に僕は「ラクをする」ということを覚えました。

それまでは「がむしゃらにやること」「ひたむきにやること」がひとつの美徳だと考えていて、力が残っているかぎり100%にやる感じでいつもやっていました。でも、「がむしゃらにやる」以上に良いパフォーマンスを出し、もっと高い成長率で成長していくためには「ただがんばるだけではいけない」ということを少し前に知りました。

がんばって到達できる限界を越えてさらに先に行く、自分の限界を可能なかぎり押し広げる。そのために必要なことがあります。それは、「ラクをする」ということ。

ラクをする。ムリをしない。ストイックにやらない。これこそが、自分の成長に責任を持つ人が知るべき第一の原則だと思います。

「いやいや、ラクな道を選ばず、ストイックにやるからこそ伸びるんじゃないの」と言う人もいます。確かにあるレベルまではそれで行ける部分もありますが、歴史上のホンモノ、本当の一流になった人たちを見ると、辛さを成長のカギにしていた人はあまりいないようです。他人から見て辛そうに見えるようなことであっても、本人は楽しんでいたり、ある種のラクなやり方を見つけている、という感じがします。

これは、自分自身身をもって体験をした感じからも、ポジティブ心理学から学んだ感じからも、真理なのかなと思います。が、世の中の支配的な認識はこれとは逆のように感じます。つまり、「ラクをする」のと「思いっきり成長する」は相反するもの、と考えられている感じがします。

このあたりのことに気づいたいま、これから少しずつ周りの人たちにこのことを伝えていければなと思うのですが、「じゃあ実際にどうしたらいいの?」となったときにノーアイデアだとアレなので、実際にラクをするためのポイントをいくつか考えてみました。今パッと出てきたものを3つほど。


1 戦略を立てること

ひとつには、「戦略を立てる」こと。「センリャク」というとちょっと堅苦しい感じがするので、もっとワクワクできそうな言葉で言いかえるなら、「作戦を立てる」ということ(「作戦」と聞くとつい子どもの頃を思い出すのは僕だけでしょうか)。

いい作戦を立てるためには自分の頭でモノを考えなくてはいけないので、ある意味ラクとはいえませんが、、頭で考えれば考えた分だけ物理面でラクになります。

「どうすればラクになるのか?」 「どうすれば昨日よりも少ない手間で済ませられるか?」 常にそう考えていると、仕事はラクになるし、そのうえ、イノベーションをちょこちょこと生み出せるような感じになります。その進化は、そのまま成長につながります。

アインシュタインはかつて
仮に自分の命がかかった問題があるとして、その解決に1時間使えるとしよう。私なら、最初の55分は適切な問いを立てるために使うだろう。なぜなら、適切な問いさえ立てられれば、問題を解くのには5分とかからないのだから。
If I had an hour to solve a problem and my life depended on the solution, I would spend the first 55 minutes determining the proper question to ask, for once I know the proper question, I could solve the problem in less than five minutes.
と言ったそうです。アインシュタインのこの言葉と「戦略を立てる」ということの間には強い関係があるのかなと思います。


2 強力な欲求を使うこと

ラクをする、なおかつ成長し続けるために大事なことのふたつめは、「強力な欲求を使う」ことです。「戦略を立てる」が自分の外界のデザインにあたるとすれば、これはその逆、自分の内側のデザインに関するものです。

欲求というとマズローの欲求階層説が有名ですが、ここ数十年の神経科学の目覚ましい発展によって物理的メカニズムから見た欲求の構造が明らかになってきました。人間の大脳は3層構造になっていて、大きく
  • 大脳新皮質
  • 大脳辺縁系
  • 大脳基底核
の3つに分かれています。そして、おおづかみに分けるとそのそれぞれが
  • 大脳新皮質: 理性
  • 大脳辺縁系: 感情
  • 大脳基底核: 本能
を司っています。

そして、それらの間の関係性として、
  • 新皮質(理性) <<< 辺縁系(感情) <<< 基底核(本能)
というのが成り立ちます。つまり、各領域が出す指令のパワーは大きく異なります。ただ異なるのではなく、「大きく異なる」というのがポイントです。

つまり、理性と感情が綱引きをすると大方感情が勝ち、感情と本能が綱引きをすると本能が勝ってしまいます(通常は)。人によって理性が強いタイプ、弱いタイプ、なんて言い方をしたりしますが、この違いは決定的です。だから、この前提にのっとって欲求をどう利用するか、ということが大切になってきます(このあたりは『脳が教える!1つの習慣』がわかりやすかったです)。

欲求の取り扱いに関するオプションとしては大きく、
  • それでも、理性の力を信じて感情や本能に打ち克とうと試みる
のと
  • 理性の力でうまく感情や本能を味方にする
というのがあるかと思いますが、多くの人がやっていないけれど、断然うまくいくのは後者だと思います。自分の欲望を敵とみなすのではなく味方にする。欲望と戦い欲望を殺すのではなく、欲望をうまく方向づけ、活かす。克己ではなく、活己(うまいこと言ったような気がします)。「欲望の合気道」といってもいいかもしれません。

このあたりで役に立つのが、行動心理学や健康科学などの本能を満たす技術、そして、宗教その他の感情を満たす技術です。このあたりの分野は統合・体系化がなされておらず各自が自分で取捨選択することになりますが、アカデミックな人だけのものにしておくのはもったいないぐらい、とても進んでいます。

でも、もちろん一般論だけではいけません。一般論と対をなして働くのが、一般論では語りえない「自分を知る」ということです。教科書には載っていない自分の本能や感情をよく眺める、ということです。

スナフキンは
大切なのは 自分のしたいことを
自分で知ってるってことだよ
なんて言ってましたし、これも一理ある気がします。

自分を知ること。そして、その欲望を望ましい方向に方向づけることで、ストイシズムのリスクを避けながら楽しく成長し続けることができます。


3 フローに入ること

ラクをするためのみっつめのポイントは、「フローに入る」こと。これは、自分の外界だけ、内側だけ、という区分けが難しい、その中間に位置するようなポイントです。

ここでいうフローとは、ミハイ・チクセントミハイが提唱した「フロー」(Flow)のことです。スポーツ科学(?)の分野などではゾーンと呼ばれたりもするこの言葉は、要は、集中のあまりに我を忘れてその作業と一体となるような感覚のこと。子どもの頃はよくこんな経験したけれど、大人になってからはほとんどなくなった、という人も多いのではないでしょうか。詳しくはWikipediaのフローのページなどで。ちなみに、チクセントミハイはフローに入る条件もまとめていて、「8つの条件」といった形できちんと整理しています。

僕がこのフローを認識しその面白いメカニズムを積極的に利用し始めてから一番驚いたのは、「フローは気持ちいいだけでなくその最中のパフォーマンスも格段に向上する」という点でした。普通に意識的にがんばるのとは、また違った効率が生まれます。

フローにはちょっと中毒性もあるので無闇に使っていいかどうかはわかりませんが、、これも、ラクをするテクニックのひとつにあげられるでしょう。

このフローのアイデアはとても面白くて、「ラクをしながら成長をする」という今回の文脈の中だけで語るには惜しい大きなテーマですが、フローの大きなメリットのひとつはこの「ラクをして成長する」というところに確実にあると思います。


・・・ということで。少し長くなってしまいましたが、ラクをしながら成長し続けるためのコツを3つほど挙げてみました。

実は、1~3のいずれも実践するには人間のメカニズムを学んだり頭を使ったりする必要があるため、ただぼーっとすればいいという意味での「ラク」ではありません。だからこれをラクと呼んでいいかどうかは議論の分かれるところかと思いますが、でも、不必要な心理的リスクを背負ってストイックにやるのとはまた別の、「楽しい成長の仕方」(しかもストイックにやるよりももっと成果の高いやり方)を考えるうえでは、このように「ラクをする方法」を身につけることが不可欠だと思います。


生きているかぎり学び成長し続けたい!けど、しんどいのはイヤ!」という欲張りな人にぜひ参考にしてもらえればと思います。他にもよいポイントがありましたらぜひ教えてください。

2012/03/21

ウェブ利用時の効率アップとストレス軽減に役立つChrome拡張3つ


今日は整理×ウェブのお話です。

このところ「インターネットに一度もアクセスしない」という日の方が珍しいくらい、日々インターネットを使うようになりました。本当に、インターネットは生活に浸透しきったと言ってよいかと思います。

いろんな機関がときどき調査していますが、いまやインターネットへの接触時間は1日平均1~2時間にものぼるそうです。1日1~2時間というと、「睡眠」と「食事」に次いで最も時間を割いている活動、かもしれません。積もり積もると年間400時間くらい、でしょうか。冷静に考えてみると、結構大きい気がします。

そんなインターネットアクセスのときの「生産性アップとストレス軽減に役立つブラウザ拡張機能」を、今回は取りあげてみたいと思います。

・・・ということで3つほど。

1. Adblock Plus
Adblock Plusは広告バナーを非表示にしてくれるツールです。正しくは削除して「くれる」のではなく、自分で表示してほしくない画像を指定できるだけなのですが、うまく使えばものすごく便利で、ものすごくスッキリします。
Adblock Plus - Chrome拡張機能
Adblock Plus - Firefoxアドオン

2. Webmail Ad Blocker
Webmail Ad Blockerは、ウェブメールに特化した広告非表示ツールです。対応サービスは、Gmail、Hotmail、Yahoo!Mailの3つ。シンプルで複雑な操作が要らないため、Adblock Plusよりもすぐに効果を実感することができます。
Webmail Ad Blocker - Chrome拡張機能
Webmail Ad Blocker - Firefoxアドオン

3. Clearly
Clearlyは、ブログ記事などをシンプルに表示してくれるツール。若干地味ですが、ブログやコラム記事のヘッダ、フッタ、サイドなどのナビエリアをショートカットひとつで非表示にしてくれます。背景色、文字も定型の形に統一してくれるので、馴染みのスタイルを一度作ってしまえば、記事がサクサク読めて便利です。インストール後は「Ctrl+Alt+→」のショートカットで立ち上がりもスピーディ。もともとEvernote用のツールなのでEvernoteとの連携が優れています。特に、長文記事を集中して読みたいときに役立ちます。
Clearly - Chrome拡張
Clearly - Evernote
※Firefoxアドオンは今のところないようです

・・・以上です。


1~3いずれも「不要な広告、バナーを削除しましょう」というものなのですが、これをするだけで、実はかなり大きな効果が得られます。

画像だけでなく、ページのレイアウトやスタイルそのものも含めてとことんdistraction-freeにしたいという方には、 Stylish という拡張機能なんかがおすすめです。使うためには、CSSをある程度理解している必要がありますが、ユーザオリジナルCSSが手軽に使えて、こちらもうまく使えば便利です。

広告を一切合切削除してしまうのは少し味気ないですが、
・ブラウザを開くとついつい寄り道してしまう・・・
・インターネットに費やす時間を減らして他のことに時間をかけたい・・・
・毎日時間が足りない・・・
という方には大変おすすめです。

ウェブにかかる時間が10%効率化されるだけでも、年間400時間のうち40時間・・・と考えると、なかなか少なくない量のような気がします。

整理で大切なことのひとつは「捨てること」ですが、「今すでに持っているものを捨てる」ということ以外に、このように「新しく入ってくるものを捨てる」「チャネルを絞る」という方法もいろいろあります。

2012/03/06

座禅を半年やってきて


去年の6月頃に初めて座禅会に参加してから、半年ほど座禅を続けてきました。

始める前は高尚で難しそうなイメージを持っていましたが、実は敷居はそんなに高くなくてその気さえあればカンタンに始められるし、続けることもできます。

始めてまだ半年ほどですが、始める前に思っていたよりも得るもの感じるところが多かったので、今日はそのあたりのことを、箇条書きで。

  • 座禅のルールは意外にシンプル(ただ宗派やお寺にもよるかと思います)
  • 体を動かさず、ただし眠らず、というのは難しい
  • 呼吸を整える(調息)というのも、意識してやってみると難しい
  • でも、座禅もスポーツと同じで、やればやるほど上手くできるようになる
  • 座禅前1ヶ月ぐらいの暮らしぶりが座禅に如実に現れる
  • (紙に書き出す意味の)ブレインダンプとはまた違ったスッキリ感
  • うまく行くときはちょっと気持ちいい(実際、脳波がアルファ波になるとか・・・)
  • 姿勢大事
  • 座禅を続けるうちに、日常生活でも心が動揺しづらくなる(鈍感になる?)
  • 自分の心の動き、連想のチェーンをただ眺めているだけでも面白い

中でもこの半年で最も面白かったのは「想念を手放す」ということの効用です。想念という言葉が適切かはわかりませんが、想念というかアイデアというか、「頭に湧き上がってくる意識の対象」のこと。それを手放すというのは、追いかけないこと。

というのは、僕は、実体のあるモノや情報をマネジメントする、減らしたり調整したりするというのはわりとできてたのかなと思うのですが、「想念を手放す」というのは苦手でした。どうも「頭はフル活用してなんぼ」という考え方ばかりしてしまい(そこから得た恩恵もあるけど)、、、その逆の「頭をリリースする」といったことがうまくできませんでした。というか、そもそもそのアイデア自体なかったという方が正しいです。。

でも、それがほんの少しだけですができるようになってからは、「手放す力を鍛えることによって、その逆の握る力(集中する力)も向上する」というのが実感としてわかる気がします。

さらに、「それ以外にもたくさんのメリットがあって、これこれ・・・」といいたいところですが、これがまだうまく表現できません。「スッキリする」「ストレス解消になる」というのはもちろんあるんですが、そういう即時的なもの以外に、何か、ある感じがします。何かが笑。

「意識・無意識を操る力が全般的に向上する」という感じでしょうか。でも、それ以外にもあります。

ともあれ、薀蓄なしでも、面白いです。「座禅してるんです」と言うと人からいい反応をもらえるので、そういう意味でもおすすめです。ウソです。そんな煩悩はなしで純粋にやれた方が絶対いいです。

座禅に興味があるけど「一人で始めるのはちょっと・・・」という場合は、座禅会が全国各地でやっているのでそこに参加してみるのがおすすめです。
臨済宗・黄檗宗 坐禅会一覧 - 臨済宗・黄檗宗公式サイト
曹洞宗 座禅会一覧 - 曹洞宗公式サイト


座禅を始めたからといって「何かが劇的に変わる!」なんてことはないけど(人によると思いますが僕の場合は)回を重ねるごとにジワジワきてます。ただ、禅の教えとしては、座っているときだけが修行ではなく生活すべてが修行の場、ということかな。まさに「Everything is Kungfu」ですね。

なんか、今のタイミングで座禅に出遭えてラッキーでした。引き続き、続けていきたいと思います。


おまけ
座禅や瞑想のやり方やメリットをわかりやすく紹介した動画を。興味のある方は。

The Zen 座禅


座禅のすすめ


須藤元気さんによる瞑想の解説

2012/02/11

Google翻訳ウィジェットをBloggerに追加する方法

Google翻訳ウィジェットをBloggerに追加する方法を調べたので、その方法をメモ。

やり方が2つあります。両方ともほぼ同じなのですが、1つめは普通にウィジェットを追加する方法で、2つめはGoogleのサービス間で連携して少しだけショートカットする方法です。

まずは1つめの方法から。2ステップです。


ステップ1 Google翻訳からスニペットを取得する


Google翻訳の「ツールとリソース」→「ウェブサイトに翻訳を追加」のページに行って、スニペットをコピーします(スニペットって、HTML+JavaScriptコードのことかと思います)。もし細かい設定はせずに最もベーシックなコードを使うのであれば、ページを開いたらすぐに載っているコードをコピーすればOKです!


ステップ2 1のスニペットをBloggerに入れる

Bloggerのダッシュボードの中から「レイアウト」のページを開きます。


ページが開いたら、レイアウト図の中にある「ガジェットを追加」のボタンをクリック。


つづいて、ガジェットのタイプをどれにするかの選択肢が別ウィンドウで開くので、その中から「HTML/JavaScript」を選択します。


ここで、1でコピーしたGoogle翻訳のスニペットを「コンテンツ」の中に貼り付けます。タイトルは「Google翻訳」などにして(タイトルは何でもかまいません)右下の「保存」をクリック。


小さなウィンドウが閉じたら、レイアウトページに戻って「保存」を選択します。こんな感じでやれば、無事、ウィジェットが追加されているはず!


ウィジェットの配置を変えたい場合は、レイアウトページでのドラッグ&ドロップで変更します(これは他のウィジェットと同じですね)。

2つめの方法は、Google翻訳ページから直接Bloggerのウィジェット追加画面に飛ぶ、というもの。手間がちょっぴり省けます。

上述の「ウェブサイトに翻訳を追加」のページの右端にある「Add to Blogger」というボタンをクリックします。


すると、Bloggerのウィジェット追加画面に切り替わるので、そこから「ウィジェットを追加」「保存」という風にストレートに進んでいくと、1と同様に追加することができます。

ブログを複数持っている場合は次のような画面が出るので「ブログを選択」で翻訳機能を追加したいブログを選びます。


・・・以上です。久々のプチBloggerネタでした。

最近グロッキーであまり更新できていませんが泣、、、そんな間にも覗きに来てくれる方がいて、本当にうれしいことです。春ももうすぐだし、また近々復活したいと思います。がんばろ。